2010年05月04日

古いソフトウェアを新しいOSで使う(1)

Windows 7に乗り換えて困ったことがありました。Vistaでは問題なくインストール
できて普通に使えていたソフトウェア、具体的には仏英辞典がインストールすら
できなくなりました。

たいていのソフトウェアは、起動アイコンのプロパティの「互換性」タブで、
「互換性モード」を選択して、「互換モードでこのプログラムを実行する」に
チェックを入れると、何とかなっていました。しかし、この仏英辞典は、
インストール・ファイルを内部的にコピーしている最中にエラーが起きて
インストールが正常に完了しないという状態となって、二進も三進もいきません。
こういう訳の分からない状態になると、通常はあきらめるのですが・・・
あきらめませんでした。

Windows 7には、XP mode(XP互換モード)というオプション・ソフトウェアが
別途提供されています。これは、昔は Virtual PCと呼ばれていた仮想化ソフトを
Windows 7に組み込めるようにするものです。VMwareという他社の仮想化ソフトを
使わなくても、マイクロソフトのホームページから無償でダウンロードできる
ソフトウェアです。Windows XPの仮想マシンを Windows 7の上に作って
くれます。

古いソフトウェアを新しいOSで使う(1)

つまり、Windows 7の画面の中に、Windows XPの「窓」ができて、その中から
本体のWindows 7のすべてのドライブ(Cドライブ、Dドライブ等)が
リモートデスクトップという形態でアクセスできるようにまでしてくれます。
また、本体のWindows 7につながったUSB機器にもアクセスできます。

意外にも、このXP modeのパフォーマンスは悪くなく、ネットブックと呼ばれる
非力なマシンが搭載している Atomプロセッサが動作するパソコン上に
Windows 7をインストールして、その上にさらに XP modeを搭載しても
違和感なく使えるぐらいです。


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Posted by こば at 05:44│Comments(0)Windows 7
 
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